On the Corner
Miles Davis - On the Corner
菊地成孔,大谷能生共著のジャズ本で解説されてる、 1 曲目 On the Corner の冒頭の 2.5 拍カット部分
■実際の始まり
gu.|d___|d___|d___|d___|
dr.|dddd|__dd|dddd|dddd|
■演奏上の符割
gu.|____|____|__d_|__d_|
dr.|dddd|dddd|dddd|dd__|
て事で、再生されるとドラムのハイハットを
ツツツツツツツツ / ツツツツツツーッ
ではなく
ツツツツーッツツ / ツツツツツツツツ
で聴いてしまうのがトリックだ、と説明されているのだけれど、なんか俺は下でループ作って聴けないんだけど、これはやっぱリズム感が悪いせいなんだろうか。
これを説明される前から On the Corner は聴いてたから、正しく符割りがもう分かっちゃってて聴けないのかも、とか思ったけど、思い出してみると最初に聴いた時も(確か電車の中で CD プレイヤーで聴いた筈)
「うわ変なとこから始まったなんじゃこりゃ」のような事を思ったような気がするんだよなぁ。
……ん。確かに一番最初に聴いた時は凄いインパクトあったんだよなぁ。「な、なんじゃこりゃ」ていう。Captain Beefheart の Trout Mask Replica 並かそれ以上に。んん? じゃああの最初のインパクトがこのせいだったのかしらん。慣れるまでの数回限りのマジックで、今はもう魔法が解けてしまったと?
まぁそれはともかく、トリックが明かされた後でそれを自覚的に聴き検証するってのは出来る筈で、それで何度も最初から再生しながら、ギターのカッティングがアタマでキャーッ、キャーッ、キャーッって鳴らされつつ、ハイハットがツツツツツーッツツ / ツツツツツツツツと鳴る状態でループを作って聴こうとするのだけど、全然ダメですぐ裏返っちゃう。
オモテとウラの感覚がニブいリズム音痴って事は自覚してるけど、普通の人はこれ意識的にひっくり返せるものなの? オモテとウラを自在に操れるの? ウラで足を鳴らしてその足を一拍のバスドラとしてひっくり返そうとしても全然できないよ。
メトロノームを裏で取る練習とか、メトロノームを二拍四拍と捉えて一曲通して練習とかをよく楽器の教則本で読んでたけど、それをずっとやってリズム感鍛えられてる人はそりゃ出来る、のかな。
ただ熱心な聴き専の人や、音楽なんてただ何でも鳴ってりゃいいんだよな人はできんの?
そういう人こそ、慣れるまではトリックにずっと引っかかり続けてリズムで酩訂できるからいいのかな。
まぁ始まりのトリックはともかく、その後のずっと続くトラックはギュワギュワのクワンクワンで好きで良く聴いてるからいいんですけどね。
このアルバムをフェイバリットに挙げるアーティストは多い、と聴くし、実際昔読んだ Red Hot Chili Peppers 本ではベースの Flea が On the Corner 大好きだ、とは書かれてたんだけど*1、ネットで On The Corner について調べてみても非常に散発的な、「これってそう評価されてるらしいよ」、「ラジオで流されなかったから売れなかったんだ、ラジオ局や CD 会社め!」、「クールです」みたいな意見がちらほらあるだけで、ちゃんとした言及や評価、具体的な影響の系譜が見当たらなくてそうなのかどうか分かんないんですが。
リアルな先端の現場での話だからネットなんかでは窺い知る事が出来ないのかな。ダンスミュージックやらテクノ関係各ジャンルやらに全然詳しくないもんなぁ。
*1:Flea は確か Kind of Blue も大好きだ、って話だよな。義理の父親がジャズミュージシャンなんだっけ。
はてなブックマーク タグ検索 について
以前はあるタグで検索した場合(もしくはあるドメイン内の記事検索した場合)、 新着 / 人気 というリンクがあって登録日時順( 3 もしくは 5 user 以上)かブックマーク数順かでソート出来た気がするんですけど今出来なくなってるのはなんでなんだぜ。
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ヘンリー・ダーガーについてググっていて、はてなキーワードのヘンリー・ダーガーの項目を見たら、ページ下部に三峰徹のサムネ画像がちらっと見えてクソワロタ。アウトサイダー・アートなのかアレ。
以下蛇足
単にドラゴンボール話がしたかっただけだなこれ。
フリーザ編で特に好きなのが、悟空が到着する前に
御飯、クリリンが『ドラゴンレーダー』と『気の調節』というアドバンテージを活かし(ブルマどんだけ超科学なのよ)、情報戦をしながらちょこまかと動きまわる所です。鳥山明はこういう乱戦シミュレーション的なのも描けるのだものな凄い。ここらへんはベジータも三者三様に交錯してて大変面白いです。ギニュー特戦隊と悟空の到着で一気に単なるバトルゲームになりますが。
こういう乱戦を楽しむ、というのではあれです。『デスノート』で第二のキラ、海砂が登場した回。あの時はすっごいわくわくしました。月と L と海砂の三者三様に思考が交錯する乱戦が見られる! と。
実際は次の週に海砂が月君の家に押しかけて、単なる月君の戦力増強に終わってしまって少しがっかりしたのですが。
あとがき
ああ、だめだ、又久しぶりにカフェイン摂った結果がこれだよ。結論が無い。文章が下手。わー。