カブトボーグをいくつか観た.

ここを見てためしに何話かカブトボーグを見てみた。
たしかに言われているようにトンデモアニメで、ありえねー、ワハハと最初は笑っていた。けれど

で特にヤバいとされる話をみていくと段々ただ笑ってもいられなくなってきた。
これは(まあ当たり前の事なんだけど)笑ってるんじゃなく、製作者にまんまと笑わされているんだ、と気付いたから。


特にこれはすごい(これはひどい)と思わされたのが第7話。
カオスな話を作るにはさらに加えて人を笑わせる、驚かせるには、という方法論の理想的なやり方があるように思う。
話の 12345678910 の全てがカオスだったらそれは何がなんだか分からない物になってとても平静には観れないだろうし観てて疲れるものになると思う。
カブトボーグは大体、3、78、辺りがえてしてカオス、そしてそれ以外のところは全てまっとうに作ってある。
というか全体が子ども玩具アニメにあるべき、アニメ的お約束展開で進むのだけど、そのいくつかの部分にそのお約束を逆手にとった破壊的展開を入れて、ただの子どもアニメでもないギャグアニメでもない、カオスアニメになっている。


毎回最終回と言われている本作、大体第一話からして最終回そのまんまなのだが、これは[一話から最終回]というカオス以外はまっとうにお約束的展開で話は進む。ただ、一話なのだ。そこが間違っているから、全ての自然なはずのお約束的展開が裏返ってギャグになってしまうのだ。おぼえの無い回想しかりおぼえの無いキャラしかり。そこここにまた小ネタとしてカオスを仕込んでいるし。
あとロイドさんの存在は大事だ。他のキャラはまあお約束的にいって納得できないわけではない仲間の暴れん坊キャラ、クールキャラ、敵の No.2 、首領、ヒロイン。ただうざいエセ外人のロイドさんが圧倒的にノー説明で主人公に絡んでくる。誰だコイツは。喋りが超うぜえ。なんでいるんだ。


7話のラストの超展開は何度見ても分からないし、14話ももう何も言えない。というか7話についてまだ何も触れてないけど何かもう説明をするのも野暮な位完成されたひどい内容なのでぜひ皆観てもらいたい。俺の言葉では説明不能だ。