プラナリア (文春文庫)山本文緒 - プラナリア


以前 田辺聖子 を読んだときと同じく、この作品も読んだ後で
なぜ自分はこの作品を不快に思うか?のテーマで脳内討論が行われ、一応各種意見は出揃ったものの、それはあまり人に言うような事ではないと思うので、
(ネットに書く事は人に言う、とは違うとも言えるかもしれない)
とりあえず簡単に、

  • この本の主人公はだいたい、「心・技・体」の「心」が著しく足りない。そして「技」は(ここ重要)生まれつき優れている。
  • どうやら俺は女流作家が嫌いみたいだ。

とだけ言う。

Amazon のレビューを見ると「せつない」「悲しい」などの感想が並ぶけど、俺が読んでいて感じたのは
(あ、この本に完全に感情移入して読むと損をする。心の面倒な葛藤が起こる)(距離を置いて読め)(気持ちを薄くして読め)(ふんふん…)くらいの気持ち。
そしてそれぞれの小説の主テーマとは別の副テーマのようなものを見つけ出してそっちに心の感動を置いた。


なんていい加減な感想だ…一ヶ月ぶりの更新がこれか。
体系化した文章感想をうみだしてみたい。